[016]損益計算書の内容と目的

損益計算書は、会社の一定期間における経営成績を示す決算書です。「PL」とも呼ばれます。
会社の売上から諸々の費用を差し引いて、どれだけ会社が利益を残したかを示す表です。

具体的には、下記のとおり計算していきます。

売上高
- 売上原価
= 売上総利益(粗利益)
- 販売費及び販売管理費
= 営業利益
+ 営業外収益
- 営業外費用
= 経常利益
+ 特別利益
- 特別損失
= 税引前当期純利益
- 法人税等
= 当期純利益

・売上高:商品や製品等の販売、サービスの提供等の営業活動によって得られた収入
・売上原価:商品を仕入れるとき、もしくは製造するときにかかる費用。仕入れ代、原材料費、外注費、労務費(製造にかかる人件費)等
・販売費及び一般管理費:会社の販売活動や管理にかかる費用。広告宣伝費、販売促進費、販売手数料、見本費、荷造費、運搬費、保管費、営業社員の人件費、間接部門の人件費(給与、賞与、手当等)、法定福利費、福利厚生費、研修費、家賃(賃貸料)、旅費交通費、会議費、通信費、水道光熱費、消耗品費、図書費、租税公課、減価償却費、修繕費、保険料等
・営業利益:本来の営業活動から生じた利益
・営業外収益:本来の営業活動以外から生じた利益。受取利息,受取配当金をはじめとする有価証券利息,有価証券売却益,不動産賃貸料等
・営業外費用:本来の営業活動以外から生じた費用。支払利息・割引料,社債利息,貸倒償却,有価証券売却損等
・経常利益;企業の経常的な活動から生じた利益
・特別利益:臨時的に発生した収益。不動産などの固定資産売却益、長期間保有している株式や証券売却による売却益、引当金による戻入益、債務免除による債務免除益等
前期の損益を修正することで発生した前期損益修正益
・特別損失:臨時的に発生した費用。不動産などの固定資産売却損や固定資産除去損、長期間保有している株式や証券売却による売却損、火災や自然災害、盗難などによる損失、前期の損益を修正することで発生した前期損益修正損等
・法人税等:法人税、住民税、事業税
・当期純利益:企業の最終利益

ステークホルダー(利害関係者)の視点で見ると企業とはどういうものかがわかります。

売上高・・・顧客からいただいたお金
売上原価・・・製品商品に関わる取引先に支払うお金
販売費及び一般管理費・・・社員および取引先に支払うお金
営業外費用・・・金融機関に支払うお金
法人税等・・・国に支払うお金

企業とは、顧客かいただいたお金を、自分の商品サービスを販売するために手伝ってくれたひとたちに配分し、残ったお金でまたお客様にいい商品サービスを提供するという活動を続けていく主体なのです。

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