[089]事業化のスピードを速める「リーンスタートアップ」(その2)

[088]事業化のスピードを速める「リーンスタートアップ」(その1)はこちらをご覧ください。

 

リーンスタートアップの特徴は、「立ち上げ期間を短縮して、こまめな修正をしていく」ところにあります。

ステップは以下の通りです。

  1. MVP(Minimum Variable Product=必要最小限の商品)で製品化
  2. アーリーアダプターによる検証
  3. MVPの改良
  4. アーリーアダプターによる再検証
  5. ピボット(方向転換)

MVPは、「設定された仮設が正しいかどうか」を検証するために必要な商品です。

つまり、ターゲットの持つ「最大の課題」を解決できる、シンプルなものであることが望ましいです。

 

アーリーアダプターとは、「流行に敏感で、情報収集を自ら行い、判断する人。他の消費層への影響力が大きく、オピニオンリーダーとも呼ばれる人」で、市場全体の13.5%と言われています。少々の未完成品でも「とりあえず試してみよう」と思う人です。

 

検証には、「定量データ」と「定性データ」があります。定量データは、ビジネスの種類や検証したい内容によって異なりますが、webビジネスであればPV(ページ閲覧数)やUU(サイト閲覧者数)、店舗であれば来客数、そして顧客単価やアイテム数、リピート率等を検証します。こうした定量データは「KPI(重要業績評価指標)」と呼ばれています。

定性データは、アンケートやヒアリング等の「声」が有効です。

 

データによる検証結果をもとに、再度仮説を設定し、MVPを改良していきます。そして、再度検証していきます。

 

その後のステップが「ピボット」です。

ピボットとは、当初のビジネスモデルや製品サービスを市場や顧客の反応に応じて転換していくことです。

ピボットにはいくつかのタイプがあります。例えば、

  1. ズームイン型
    機能を絞って製品化する。機能の一部が製品全体となる。
  2. ズームアウト型
    大きな製品の一機能にする。
  3. 顧客ニーズ型
    仮説とは異なるニーズに応える。顧客にとって重要でないニーズを解決していることがわかった場合、別の重要な課題解決をする。
  4. 事業構造型
    マスマーケットを狙う、ニッチマーケットにする。収益モデルを変える。
  5. チャネル型
    販売チャネルを変える。ネット、リアル、小売り、卸売り等。

ピボットをいつすべきかという問いについては、明確に「いつ」とは申し上げにくいところがあります。

最適なタイミングは、「仮説検証をして明らかに仮説が異なっていることが分かったとき」です。

また、目安としては、1年間を仮説検証ステージとして、1年経過したのちにピボットを検討するのもいいかと思います。

 

いずれにしてもピボットをする際には大胆に考えましょう。

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