[153]会社視点での株式投資型クラウドファンディングの活用

最近は、起業をする際の資金調達は昔よりしやすくなったと言われています。

 

代表的な起業時の資金調達は、日本政策金融公庫や保証協会付融資です。それぞれ、1千万円以下であれば調達可能性は低くありません。

この時期に投資をするベンチャーキャピタルやエンジェル投資家もいます。数百万円程度の出資があります。

 

課題となるのは、次の資金調達です。起業時に調達した資金は、3年以内にほとんど消化されます。その期間に利益が上がればいいのですが、だいたいが赤字です。

売上が上がってきている会社の場合、社員を採用したり、新たな投資が必要となる場合があります。利益はまだそれほど上がっていません。

 

そんな時はお金を貸してくれたり、投資してくれたりする会社や人を探すことがとても難しくなります。

 

株式投資型クラウドファンディングはそんな時に活用しやすい資金調達手法だと思います。

 

株式投資型クラウドファンディングで調達できる資金の上限は1年間に1億円未満です。

これまでの実績から見ると、調達できる金額は3000万円~5000万円です。

 

株式投資型クラウドファンディングのメリットは以下の通りです。

  1. 資金調達できる期間が短い
    株式投資型クラウドファンディングの場合、募集をかけるまでにいくつかのステップがあります。
    (1)審査
    (2)募集画面の作成
    (3)募集
    (4)払込(資金受領)
    特に短いのは(3)募集期間です。最短記録は約2分で1300万円。数日内には募集額に到達するケースが多いです。審査期間はケースによって異なりますが、ベンチャーキャピタルからの投資に比べるとスピーディーかと思います。
  2. 数百人のファンができる
    株式投資型クラウドファンディングで投資をした株主は、その会社を応援し続ける傾向があります。飲食店の場合、人とごはんを食べる時は投資している会社が経営しているレストランという方もいらっしゃいます。最近はSNSで情報を会社の代わりに発信してくれたりします。会社によっては、株主を招いて一緒にアイデア出しをしてもらうイベント開催したりしています。起業したての会社の場合、数百人のお客様ができたら、それだけで会社の成長ステージが変わります。株式投資型クラウドファンディングには、そうした「投資をしてくれた人たちが投資後も会社を応援し続けてくれる」というメリットがあります。
  3. 中長期的な成長戦略に資金を活用できる
    融資のように返済期限が決まっていたり、ベンチャーキャピタルのようにファンド期限内のEXITを迫られたりすることもなく、中長期的な視点で資金を使いながら戦略を実行しやすいのが株式投資型クラウドファンディングの特徴です。

一方で、リスクもあります。それは次回にご説明しますね。

 

関連記事

コメントは利用できません。

注目記事

  1. 近年、厚生労働省では「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(メンタルヘルス指針、平成18年3月策…
  2. ファシリテーションとは、 「会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理し…
  3. 本補助金は、昨年までは「創業補助金」と呼ばれていた補助金です。 【目的】 「地域創造的起業補助金…
  4. 自分の会社の価値を知るために、いくつかの「企業評価手法」をご紹介します。 これらの手法は、M&…
  5. 1.銀行口座開設について 近年、銀行口座の開設にあたっての審査が厳しくなっているという話をよく…
ページ上部へ戻る